「2年目看護師」の存在と悩みと目標

2年目看護師

2年目看護師の悩み。

 

こんにちはう”ぇるです。

 

2年目看護師さん1年目卒業おめでとうございます。

 

1年目という一番辛い時期を乗り越えて覚えたこともたくさんあると思います。

 

悔しいこと、辛いこと、泣いたこともたくさんあったのではないかと思います。

 

「1年たったけど自分は全然育った感じがしない。」って思うこともあるかもしれません。

 

大丈夫です。そんなことはありませんから。

 

入院患者を看ていますよね?

 

手術患者を看ていますよね?

 

十分な進歩です。

 

先輩ナースの中には「あの子全然成長していない」と言う人もいますが、自分を基準に考えているので気にしてはダメです。

 

実際にいなくなったらその先輩ナースは口にはしなくても、辛いと思うわけです。

 

う”ぇる
う”ぇる

自分にシワ寄せがきますからね。

 

2年目になると今度はもちろんこと新人ナースが入ってくるわけです。

 

今まで自分に手をかけてもらっていた分、少し離れるのです。

 

先輩ナースも新人ナースの指導で忙しくなってくるのです。

 

そこで「やっと目が離れた。ラッキー」と思うか、「何か寂しい。」と思うかはそれぞれだとは思います。

 

しかし2年目というのはある意味独り立ちです。

 

先輩ナースから手が離れた分、今度は自分たちで考え行動していかなくてはなりません。

 

そして、入ってきた新人ナースに指導を行っていかなくてはならいないのです。

 

間違ったことは教えられないのです。自分たちが1年目に教わってことを試されることにもなるのです。

 

新人ナース、2年目ナースでは知識、技術に差がもちろんあります。

 

しかし1年目ナースが2年目ナースになり2年目ナースが3年目ナースになったとき、2年目の時にどれだけ自分の考え行動できたかで大きく変わってきます。

 

余は自分次第で簡単に後輩から抜かされてしまうのです。

 

頼りにならない先輩になってしまうのです。

 

う”ぇる
う”ぇる

それぐらい2年目看護師時代というのは重要!

 

2年目になるとこれは聞いていいことなのか、ダメなことなのかと悩む人も多いかと思います。

 

でも、2年目だからといって聞いていけないことはありません。

 

だってまだ経験したことがないことも多いはずです。

 

迷うぐらいであれば聞いたほうがいいです。後になって事故を起こすよりかはマシです。

 

2年目になると忙しくなることも多いです。

 

やたら入院をとるようになったり、手術患者や重患を看るようになったりします。

 

本人としては忙しくなって辛くなることあると思います。ですがこれはとても良い事なのです。

 

入院、術患、重患を看るということはそれだけ任せられるようになったという事なのです。

 

スキルを磨くチャンスでもあるのです。看れないのであれば初めから任せるようなことはしません。

 

「私も任されるようになった。」と喜んでいいことなのです。

 

そこから気づきを大切にしてどんどん自分のスキル磨くチャンスにしていきましょう。

 

仕事が早い=仕事ができる。ではない。

2年目になるといろいろと任せられることも出てきます。任せられることはとてもうれしいことです。

 

しかし、期待に応えようとしすぎて頑張りすぎるのも注意です。

 

忙しくなって業務を早くこなそうとします。そうすると抜け漏れも多くなってくるのです。

 

今までそんな抜け漏れはしたことなかったのに忙しくなって抜けてしまうこともでてくるのです。

 

う”ぇる
う”ぇる

ここでわかっててほしいことが、早い=仕事ができる。ではない。

 

ここを勘違いしている人も多いです。

 

早いと「もう終わったの」「すごいね」といった言葉が聞かれ本人もうれしくなってしまいます。

 

ですが、実は形状早いだけであって、患者さんのことは全く看れていない。

 

実は褥瘡があった。

点滴が漏れていた。

浮腫がみられていた。

といった基本的な観察を見過ごしてしまうのです。

 

速さを求めてやる人は焦って周りが見えなくなり、観察がおろそかになり、聞かれても答えることができない。

 

いいことがないのです。

 

「私、仕事が遅くて」という人もいますが、いいんですそれで。みんなが、みんな同じようにできる訳ないんです。個人差があってあたり前なんです。

 

仕事の速さというのは後から身に付いてくることなのです。

 

速さではなく、考え、正確性を求めてやっていったほうがよっぽどいいです

 

その正確性を身体で身に付けていけば、いざという時に焦らず、とっさに考え対処することにもつながります。

 

それで速さを後から身に付けられたら最高じゃないですか。

 

2年目の目標について

2年目になる今度はどんな目標を立てようか迷う事もあります。

 

1人で動けるようになった分、周りの期待に沿った目標を考えがちになってしまうこともあります。

 

病院側としても自己啓発や利益を考えた目標など2年目には難しい目標を求めてくるかもしれません。

 

病院という企業の中で働いてはいるので、その病院の目標に沿った形としてはもちろん考えなければなりません。

 

ですが、あくまでも形です。

 

義務化された目標は自らの成長の機会を奪う可能性もあります。

 

その中でも自分自身が「それをやりたいか、どうか」「成し遂げられるか、どうか」を考えていきましょう。小さい目標でも構いません。

 

一年目にできなかったことがあればそれでもいいです。

う”ぇる
う”ぇる

例えば

・〇月までに〇〇の疾患について確実に理解し実践に活かす。

・留置針や採血は必ず2回目で成功させる。

・急変時は積極的に行動していく。

 

など小さくても目標はさまざまあると思います。

 

目標が大きいことは良いことかもしれませんが、達成できない目標を立てたところで無意味です。

 

失速してしまうのです。

 

小さい目標からコツコツとやっていきましょう。

 

そうすれば自身につながります。

 

まず達成することを意識し積み上げていきましょう。

 

2年目ナースの存在は新人ナースの心の安定

2年目ナースになると、新人ナースが入ってきて自分はダメダメなのに先輩ナースとしてやっていくのに不安になる人も少なくないです。

 

う”ぇる氏も「ヤバいです。何にもできないのに」とか「何か聞かれたらどうしよう」とか耳にすることが多いです。

 

本当はできることも多いのですが、それを実感することなく2年目に向かえてしまうため不安になってしまうのです。

 

そして、いざ新人ナースに聞かれると冷静に判断すればわかることが、先輩としてそれに応えようとかっこつけてしまい、先輩ナースに怒られるなんてことも少なくありません。

 

今までとは違ったことで先輩ナースから指摘を受けるのです。

 

う”ぇる
う”ぇる

でも。応えようとするということは、先輩ナースとしても自覚の芽生えでもあり決して悪いことではない。

 

2年目ナースは新人ナースから見ても近い存在でもあり、気持ちも解ってもらいやすい先輩ナースになります。

 

今は、10年目ナースが新人の時、5年目ナースが新人の時とは金銭面、精神面でも考え方が違うのです。

 

新人ナースの辛さは2年目ナースが一番わかるのです。

 

誰よりも理解してもらえやすい存在になるのです。

 

だから、2年目ナースに声をかえてもらうと新人ナースはホッとして笑顔がでることもあります。

 

う”ぇる
う”ぇる

2年目ナースの存在は新人にナースの心の安定にもつながる、目ではわかりずらい重要な役割がある。とう”ぇる氏は思っています。

 

もし目標に迷ったらこの2つ

もし2年目ナースが目標に迷ったらまず1つはフィジカルアセスメントと言いたいところですが、フィジカルイグザミネーションから身につけることをオススメしたいです。

 

「えっ!!フィジカル!!めんどくさ」って思うかもしれません。

 

しかし、フィジカルイグザミネーションはナースを行っていく中で必ず重要になってくるスキルとなってきます。通らなくてはいけなくなる知識、技術になります。

 

循環器や呼吸器、消化器など人間が生きている中で重要な役割になってくるのです。

 

そして例えどの科にいようが少なからず関わってきます。

 

奥が深く、決して簡単に身につくことではありません。

 

しかし逆を言えば毎日、患者さんを見ているのです。

 

スキルを身に着けるチャンスはいくらでもあるのです。

 

これを活かす手はないのです。

 

フィジカルイグザミネーション中でも聴診についてとか、触診についてとか、一度にではなく少しずつ理解していくこともいいかもしれません。

 

必ず自分の自身につながります。

 

う”ぇる
う”ぇる

う”ぇる氏は患者さんを選んでフィジカルアセスメントを行いましたが、やっぱり勉強になりましたし、もちろんその時やったことは今でも覚えています。

 

もう1つはコミュニケーションです。

コミュニケーションと言っても、スタッフとのコミュニケーションの技法ではありません。

患者とのコミュニケーションです。

 

中にはいませんか?勉強は嫌いだけど聞いたり、話すことは好きという人。これって実は重要で、必ずしも誰もだが、たけているものでもないのです。

 

特に聞く力。これができる人って患者さんから情報を引き出すことがとてもうまいのです。

 

先輩ナースの前では話さなかったことを話し、治療に役立った。何てことも多々あります。

 

実はこれってフィジカルアセスメントのところでいう「問診」にあたる部分なんです。

 

フィジカルアセスメント中で一番難しいのが「問診」と言われています。聞く人によって返ってくる内容が違うからです。この武器は強みになります。

 

もし患者さんとコミュニケーションが好きな人は深めていくことも良いと思います。

 

まとめ

2年目ナースは1年目の時に覚えることもたくさんあって、忙しく過ごしているうちに、自分自身の進歩を感じる間もなく2年目を向かえてしまいます。そしてこれから更に忙しくなってくると思います。しかし安心して下さい。ふと振り返った時に出来るようになったことはたくさんあるはずです。任させられることも多くなったはずです。それが何よりも成長している証です。2年目ナースは新人ナースに安心をもたらす重要な存在でもあります。そして、2年目の時にどれだけ自分の考え行動できたかで大きく変わってくる時期でもあります。これから2年、3年と経験し新人ナースが入ってきたときには今の時代に合った指導ができ、看護師が看護師を挫折しない方向へ導いてもらえたらうれしく思います。

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