既卒看護師の職場戦略
こんにちはう”ぇるです。
今回「既卒看護師の職場戦略」について記事にしたいと思います。
既卒看護師というには、年齢や経験もさまざまであり、中には子育てを期に一度退職しブランクがあるといった人も少なくないでしょう。
既卒ナースというのは経験もあるため、既卒新人ナースとも言われています。
しかし、この既卒新人ナースというには毎日が戦いなのです。
う”ぇる氏も転職を2回経験しているため、毎日が葛藤との戦いでした。
この葛藤をいかにして戦っていくかがポイントになるわけです。
そして、もう1つ悩ましいのが新しい職場に対する不安です。
既卒新人看護師の不安
既卒新人ナースは新人ナースと同様で新しい職場で不安になるのです。
- 人間関係がうまくやっていけるか
- 自分の知識、技術が通用するか
- 仕事を早く覚えることができるか
- 自分のライフバランスへの影響はでないか
などの不安を変えながら新しい職場へ挑むのです。
新しい職場へ入るときには、自分でも職場の事を調べたり、転職サイトから情報を得たりと、ある程度、業務内容のイメージは経験からもわかるかもしれません。
しかし一番大変なのは、その職場で働くスタッフや主任さん、看護師長さんとうまくやっていけるか。ということです。
たまにこういった人を見た事ありませんか?
新しく入ってきた既卒ナース。
指導をしつつ、何気なく業務をこなしていきます。
しかし、休憩時間になると、なかなかスタッフと話すことができず、一言も話すことなく、何となく重い雰囲気で時間が流れ休憩時間が終わってしまう。
という経験や見たことがある人はいないでしょうか。
そうなんです。
既卒ナースとして経験はあっても、元々築かれている輪へ入るというのは、既卒ナースでも不安があり難しいのです。

結局は人間関係・・・
と思うかもしれませんが、ここいでいう人間関係というにはまたちょっと違います。
これから築き上げていく必要な段階でもあります。
どんな仕事をしていても、ここはどうしても通過して行かなくてはなりません。避けて通れないのです。
そして、ここで既卒ナースとして大切なことは、その職場での観察能力です。
その職場スタッフの
- 人間性
- コミュニケーション能力
- 仕事の対する構え
- 指導能力
以上のことを自分で観察して評価するのです。

でも、入ったばかりだとこれは、まだわからないよな・・・
そうです。まだ、分らない状態です。
なので、最初は雰囲気や印象、自分の独断と偏見で構わないです。
・人間性
人間性が高いとか、低いとかを観察するのではなく、自分との考え方など価値観が似ている人そ探すのです。
価値観と言うには人それぞれ違います。
50人いれば50通り、100人いれば100通りあるのです。
全く同じ価値観をもった人は存在しないと言ってもよいでしょう。
だから近い人を探すのです。
価値観が近かったりすると親近感が沸いて、共感することができたり、悩んだ時には良き相談相手にもなるのです。
そして時にはお互いが刺激し合ってプラスに働くこともあるのです。
・コミュニケーション能力
コミュニケーション脳力がある人は、そういう人がいるってだけでも既卒ナースに安心します。
声をかけやすくなるし、相手からも声をかけられるからです。
そしてコミュ二ケーション能力がある人はもちろん人間関係を築くこともうまいですが、情報を共有したり、他の相手を巻き込むこともうまいのです。
そこから、その築いてきた輪へ手っ取り早く、入りやすくなるのです。
最初は、やたら明るい人、話すのがうまい人でも良いかと思います。
・仕事に対する構え
おそらく新しい職場で働き、相手の業務を見る機会も多いでしょう。
そこで自分が真似したいと思う人の仕事の構えや業務の進め方、知識や技術を盗む人を決めるのです。
既卒ナースは経験もあることから、「相手から術を盗む」といった技術がもう備わっています。
この技術を思う存分活用しプラスにしていくのです。
・指導能力
指導能力がある人は、わからないことは聞いたり、確認したりすることができます。
そして、指導能力がある人は、自分がわからないことを曖昧にはしません。
一緒に答えを探してくれたりします。自分自身が業務を覚えていく中で重要なことになってきます。
以上のように自分が困ったときに頼りになる存在を探して思いっきり活用していくのです。
ここで注意しなければならないのが、頼る存在を間違えないようにすることです。
新しく入った職場で、誰に聞けばいいか、誰に頼ったいいのかを間違えしまうと、人間関係を悪化させてしまったり、業務を覚えるのが遅くなってしまったりと、悪循環になります。
ですが、その職場に「価値観も似ている」「コミュニケーション能力も高い」「仕事に対する構えも良い」「指導力もある」すべてが備わった人がいるでしょうか。いたらバンバンザイです。
ですが現実的に少ないかもしれません。
そのため、その個々の高い能力が備わっている人
この人とは「価値観が似ている」
この人は「仕事の構えが良い」
この人は「指導力がある」
など使いわけていくことです。
しかし、これはあくまでも最初の雰囲気や印象、独断で行動して行なっていったことです。
業務を行なっていく内に最初のイメージと違う。事実が明らかになってきます。
そのため、その時々で修正はもちろん必要になってきます。
入職したてで、そんな暇がないと思われるかもしれません。
しかし、こういった行動が早く基盤を作るといったことに、つながってくるのです。
新しい職場で働く時には先程もあげたように不安だらけです。
既卒新人看護師は葛藤との戦い
そしてもう1つ戦わなければいけないのが冒頭でもあげた「葛藤」です。
既卒ナースは数年もしくは数十年と経験している人も多いです。
経験年数が高ければ高いほど、その「葛藤」は強くなります。
今まで培かっていった知識や技術が通用しない、受け入れてもらえないということになる可能性があるからです。
「本当だったら、こうやった方がいいのにな。」
「この方が効率的なのにな。」
「今はそういうやり方はやってないのな」
といったことを感じることも多いでしょう。
だけど、入職したばかりで口だすことはできない。
伝えることもできない。
例え口したとしても「これがうちのやり方だから。」と

はい。終了。
なんてこともあるかもしれません。
う”ぇる氏もこれは実際に経験しました。
その病院のやり方、文化に疑問を覚え自分の「葛藤」と戦うのです。
これも既卒ナースとして大きな壁になってくることにもなるでしょう。
ですが、今まで培ってきた技術、知識をわざわざ捨てる必要はありません。
今は使えなくても、自分自身がその職場に慣れ、ある程度発言できるようになるまで、温めておいて下さい。
そして温めながら、アップデートもし、時期をみて爆発させる。
その時、あなたの意見が病院を良くするかもしれません。
既卒ナースの経験値は、そのぐらい、発揮できる力を持っているのです。
既卒新人看護師が「捨てる」もの
既卒ナースは経験もあることから、「説明すればすぐにできるようになる。」とイメージを持たれがちになります。
そのためか、病院などによっては既卒ナース者にはプリセプターをつけなかったり、日替わりで指導者がついたりします。
人によって指導の仕方が違ったり「あれ?Aさんは、こういっていたけど、Bさんはこういっている。」なんてことも少なくありません。
ですが、既卒ナースには
「今は必要な情報であるか。」
「働いていく中で知っておくべき情報か。」
を判断する力を経験を通して培っています。
今、必要は重要としない情報であれば切り捨てればいいのです。
既卒ナースが入職して考えることは「早く即戦力になりたい。」まず、そう思うでしょう。
いち早く即戦力になりたいと、考えるのであれば、重要な情報を取り入れ、不必要な情報はバンバン切り捨てればいいのです。
しかし、ここでも注意しなければならないのが、「しっかりと見極めて選ぶ。」ということです。

でも、情報が多すぎて、何が重要で不必要かが難しい。
と思われるかもしれません。
なので、自分が置かれている「今、この現状の中で必要なこと」に絞ってインプットしていきましょう。
それが一番早く即戦力となる近道になるでしょう。
まとめ
今回「既卒看護師の職場戦略」について記事にしてみました。新しい職場に入って最初は不安と自分の葛藤との戦いです。業務を覚えていく過程で違和感しかないかもしれません。しかし、その違和感こそが、変化をさせるうえでとても重要なプロセスになってきます。違和感を感じられなければ、自分の進歩もないかもしれません。むしろその違和感を楽しくした方が自分のレベルアップにもつながるとう”ぇる氏は思っています。この記事をみて少しでも既卒新人ナースの力になれたらと思います。
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