男性看護師のご法度。人間関係を築きあげるポイントを解説

こんにちは。う”ぇるです。
年々、男性看護師の数も増加していますが、まだまだ、女性の世界が根強いです。
診療科にもよりますが、それでも1病棟男性看護師は多くても2~3人程度。
そんな中で女性看護師と、どのように人間関係を築き上げていけばよいのポイントを解説したいと思います。
病棟では男性看護師は少数でもあり、それでなくても男性は女性に対して気を使う生き物だとう”ぇる氏は考えています。
そんな中でも、男性看護師だからこそできるメリットもあります。
男性看護師だからこそのメリット
少数派の男性看護師だから肩身が狭いと考えてしまうかもしれませんが、実はそんなことはありません。
少ない男性看護師だからこそ、重宝されることもたくさんあるのです。
- 男性看護師は雰囲気を変える。
- 女性では大変な仕事も請け負うことができる。
- 男性看護師は長期で働き続けることができる。
- 男性看護師が良いと思う患者もいる。
- 女性とは違った視点がある。
男性看護師は雰囲気を変える。
女性の多い職場では、女性特有のギスギスした雰囲気が漂っています。
決してムードメーカーを意識しているわけではありませんが、男性看護師が1人いるだけでその雰囲気が変わるのです。
これは女性の中でどういった心理なのかは正直わかりませんが、男性は職場の中で群れることはありません。
女性の愚痴を聞きいたとしても、中立な立場を保っているのです。
ギスギスした雰囲気の中で男性看護師は中和しているのでしょう。

実際にう”ぇる氏は一度長期で休んだことがあります。
その時の病棟の雰囲気は最悪だったそうです。
しかし、戻った瞬間に緩和されたと、女性の後輩看護師に言われたのを覚えています。
そのぐらい男性看護師の影響力は強いのだと思います。
女性では大変な仕事も請け負うことができる。
看護師の仕事は老若男女とさまざまです。
中には暴力的な患者さんもいます。
その中で頼られるのが男性看護師になります。
女性の力ではどうすることもできないことも多々あり、被害が出てもいけません。
患者さんの中には女性だと思ってものすごい勢いで暴言を吐いてくる人もいます。
そこで男性看護師が対応することで、患者の雰囲気も一気に変わることも少なくありません。
男性は論理的に意見を話すことができることも特徴です。
論理的に話し理解してもらうことで、患者さんも素直に意見を聞いてくれることも多いのです。
男性看護師は長期で働き続けることができる。
男性は、女性と違って出産を経験することがありません。
産休や育休といった長期で休むケースが少ないのです。

常に人手不足と言われる看護師は働き続けることができる人材は貴重なのです。
出産となると出産前後で約1年間は職場を離れることになります。
長期で職場を離れることが少ない男性看護師は、その間に研修といったキャリアを積むことも可能となっています。
職場としては長期で働いてもらって、スキルが高くなってくれば必要とされる人材になってくることは間違いありません。
男性看護師が良いと思う患者もいる。
女性看護師が対応した方がよい患者さんがいるように、男性看護師が対応した方が良いケースもあります。
特に清潔ケアや泌尿器といったデリケートな部分を見られたり、ケアすることは恥ずかしさがあります。
そういった時に男性看護師が入るだけで軽減されるのです。
時には女性患者さんが女性看護師に「あなたじゃ話にならないから、男の人連れてきて。」という場合もあります。
これは、感情ではなく論理的に話が聞きたいという患者さんの希望もあるからです。

このケースはう”ぇる氏自身もたくさん経験しました。
男性看護師を求めている患者さんも多いことは知っておいて下さい。
女性とは違った視点。
女性が多い職場では、どうしても女性の視点に偏りがちになってしまいます。
女性はその時の感情で物事を判断することが多い傾向にありますが、男性は論理的に物事を判断する傾向にあります。
患者さんのケアや業務改善など、時には論理的に根拠を求め、物事を考えていかなくては改善につながらないこともあります。

しかし、女性のように、その時の感情や突発的にひらめく判断も職場では大切です。
男性看護師は自分の意見を主張しすぎないようにバランスよく対応するよう心がけることも大切です。
男性看護師が避けるべきご法度は。
男性看護師が女性看護師と業務を行なっていく上で避けるべき注意点があります。
この注意点を避けてなければ人間関係のトラブルに発展し仕事がしずらい状況になるからです。
- ひいきはご法度、中立な立場を徹底する。
- パワハラ、セクハラにはご法度。
- スタッフ同士のプライベートに注意。
この3つは注意した方が良いでしょう。
ひいきはご法度、中立な立場を徹底する。
女性の多い職場では噂話や陰口が飛び回ることが多い傾向にあります。
それが故に耳にしたくないことまで耳にすることも多くなってくるでしょう。
中には「〇〇さん、こんなことがあったみたいなんだけど。どう思う。」「〇〇さん、こんな簡単なミスをしたんだって。ありえなくない。」っといったように、意見や同意を求めてくることもあります。
そんな陰口が飛び周ると勝手なイメージがついてしまうこともあります。

しかし、実は全く事実と異なっていることもあります。
これは相手に対しても傷つけることになります。
対処しようとするにもそれなりの技術が必要となります。
こういった時は否定もせず肯定もせずに対処しましょう。
このような場合は、女性の人も話を聞いてほしい、共感してほしいだけなのです。
事実確認ができるまでは、「そうなんですね。」と聞き流しましょう。
もし意見を聞かれるようなことがあったら、「そんなことがあったんですね。」と返すだけで良いです。
話すが続くようであれば「なるほど。」「確かに。」「そうですね。」など一言ですべて切るような会話をすることが重要です。
あまりにも長く会話とが続いてしまうと、自分も一緒に陰口を言っていると思われ、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため注意が必要です。
パワハラ、セクハラにはご法度。
これは言うまでもないことかもしれません。
これは、スタッフ間でも患者さんでもそうです。
新人の時はどちらかというと女性からパワハラを受けることの方が多いかもしれません。
しかし、これは残念ながら問題視されることはありません。
「男の子でしょっ。」と、男性は強いいとうイメージで片づけられることが多いのです。
しかし、経験を重ね自身が指導にあたった時、言葉使いや態度には十分注意が必要となります。
時代は常に変化します。
生まれた時代から育った環境が変わってくるのです。

自分自身はそのつもりがなくとしても、相手がパワハラと感じたら、それはパワハラになってしまうのです。
特に男性の場合は女性に比べ、口調が強かったり、暴力的になる人もいないわけではありません。
実際にう”ぇる氏もこの眼で見てきた人間です。
まだ、女性の方が根強いこの看護の世界で男性のパワハラは問題視されやすいのです。
セクハラにも注意が必要になります。
スタッフ同士でも処置やケアなどで手が必要な場面も出てきます。
近づきすぎたり、不必要なボディータッチ、言葉の使い方などは避けなくてはなりません。
本人はそんなつもりがなくても、これも相手がセクハラと思ったらセクハラです。
相手が近すぎても、自分から少し離れるぐらいの方がよいです。
後々、事実と違うことを話される可能性もありますので注意が必要になります。
患者さんも老若とさまざまです。
患者さんからセクハラと言われることは少ないですが、例え仕事であったとしても、20~60代の女性患者さんは特に気を使うことは必要になってきます。
いくつになっても女性は女性で羞恥心があります。
う”ぇる氏自身患者さんに何か言われたことはないですが、後になって問題が起きないように若い患者さんは受け持たないようにしたり、部位の確認によっては女性看護師へ依頼することにしています。もし入ることが必要になった場合でも一言声をかけたり、最低限配慮することが必要です。
スタッフ同士のプライベート
スタッフ同士で過ごすプライベートにも注意が必要です。
特に2人で過ごすプライベートです。
複数人であれば周りがフォローに入れますが、2人だとなかなかそうもいきません。
男性看護師は何かと噂されやすい立場にあります。
「〇〇さんとよく遊んでいるらしいよ。」「何かあの2人近すぎじゃない。何か怪しい。」「いつもあの2人話しているよね。」といったことも言われます。
ただ単に仲がいいだけでも、それが人に伝わっていく内に、事実とは異なったことが噂になってしまい、業務がしずらくなるということもゼロではありません。
仲がいいことは決して悪いわけではありません。
むしろ良いことです。
ですが、仕事とプライベートの距離は保つことが大切になります。
お互いにそれでも構わないのであれば、問題はないですが、そのことによって一方の人間関係が崩れてトラブルに発展しそうであれば注意が必要です。
面倒な噂話を避けたいのであれば、診療科は考えるべし。
自分がやりたい診療科を選ぶことが、優先順位の一番にはなりますが、女性が多い診療科ではどうしても、恋愛話や噂話は尽きません。
多ければ多いほどそうなります。
そんな面倒なことに巻き込まれるのが嫌であれば、女性の少ない診療科を選ぶのも手です。
ER、ICU、整形外科、精神科といった診療科は男性看護師が多い傾向にあります。
ER、ICUは体力勝負になってきますし、整形外科では介助も多いため男性の力が必要になってくる場面も多いです。
また精神科では、症状によっては暴言暴力もあるため、男性が必要とされることも多いでしょう。
実際のその診療科で働かないと解からないところもありますが、男性看護師が多ければ仕事もしやすく、何かあったときに相談もしやすくなります。
まとめ
男性看護師が女性看護師と人間関係を築き上げていくポイントについて解説させてもらいました。男性看護者人数が増えてきているとはいえ、まだまだ少ないです。女性が多い職種でもあるため、男性看護師はそれなりの配慮に注意が必要です。しかし、男性看護師も悪いことだけではありません。メリットもたくさんあり貴重な存在なのです。男性看護師の武器をうまく活用していきましょう。
コメント