看護師から見た「看護補助(ナースエイド)」の存在って。実は・・・

看護師雑記

 

看護師からみた「看護補助さん(ナースエイド)」って

 

こんにちは。

 

いつもは看護師メインを記事にしていることが多いのですが、今回は看護補助さんについて記事していきたいと思います。

 

看護師の人でも、ここに触れる人はもしかしたら少ないかもしれません。

 

う”ぇる
う”ぇる

実はう”ぇる氏はこのナースエイドさんはとても「重要な存在」だと思っています。ちなみこのナースエイドの経験はう”ぇる氏にもあります。ナースになる前にナースエイドとして働いていたからです。

 

 

ナースエイドは無資格の人もいれば、ホームヘルパーや介護福祉士の資格を持って働いている人もいます。

 

う”ぇる氏が働いている病院でも看護福祉士の資格も持ちながらもナースエイドとして働いている人は4人います。

 

しかし、無資格でありながらも、患者さんのケアに大きく関わっているのです。

 

余はナースエイドさんがケアに関わってくれるおかげで看護師はとてつもなく助かっているということです。

 

あなたの病棟にナースエイドさんは何人配置していますか?

 

病院によっては1~2人や5人、10人と差があるでしょう。

 

また、委託業者を使っている病院もあれば、パート、正職員として雇っている病院と様々あると思います。

 

ナースエイドさんが多ければ、もちろん看護師の負担は軽くなり、正規社員であればコミュニケーションやお願いできる業務をも多くなるでしょう。

 

ナースエイドという存在を活かしきれていない病院は多いかもしれません。

 

しかしナースエイドさんは、看護師とは違い、あくまでも「療養上の世話」であり医療行為はできません。

 

そしてナースの指導・監督下のもととされています。

 

ナースエイド(看護補助)さんの存在が看護師を助けている

ナースエイドさんという存在があることで看護師は助けられているのです。

 

この療養上の世話をナースエイドさんがいるかいないかで看護師の残務はかなり減るわけです。

 

ベッドメイキングや清拭や入浴介助、環境整備や排泄の介助、食事の配膳・下膳食事介助などナースエイドさんが補ってくれるところがたくさんあるのです。

 

なのに中には「資格もなくてナースエイドのくせに!」と言う人もいます。

 

確かのナースエイドでもあれこれ口を出してくる人もいるでしょう。

 

頼んでも仕事をしない人もいるでしょう。

 

実際にう”ぇる氏も看護補助者研修に参加したとき、そういった病院も少なくないと感じました。

 

う”ぇる
う”ぇる

でも、それはナースエイドさんが悪いわけではありません。そのようにさせている病院のシステムが悪いのです!

 

「療養上の世話」をナースエイドさんが行ってくれることで看護師は「とても助かっている」はずなのです。

 

ナースエイドさんがいなくて、これらの業務をすべて看護師がやっていくとなると時間かかり残務になります。

 

う”ぇる氏の病院でも1病棟8~10人程度のナースエイドさんがいます。

 

これが本当に助かっているわけです。

 

ここまでナースエイドがいる病院も珍しいかもしれません。

 

それだけう”ぇる氏がいる病院ではナースエイドの重要性を理解してるということです。

 

もちろんナースも清潔ケアや食事介助等先ほどあげた業務は行ないますが、ほぼといってよい程、ナースエイドさんが行ってくれています。

 

看護補助(ナースエイド)さんが異変に気がついて事例

以前、う”ぇる氏が働いている病院で患者の異変に気が付いたのがナースエイドさんだったことがあります。

う”ぇる
う”ぇる

この時は、その看護補助さんに感動しました。

ナースエイドさんの業務は先ほども言ったように「療養上の世話」です。

 

そして、それらを世話していく中でいつもと違うという発見があるのです。

 

その事例を1つ紹介します。

内科で肺炎で入院していた患者さんです。

その患者さんのADLは自宅でもほぼベッド上での臥床状態で車椅子に乗せるのもほぼ全介助に近い状態でした。

しかし、まだ下肢にはある程度支持力はありました。

尿意もあり、トイレで排泄。食事も車椅子や椅子に座って食べていました。口数は元々少ないため、話かけても頷く程度です。

しかしある時、いつもよりかナースコールがないため、看護師からナースエイドさんにトイレ誘導を依頼しました。

そして、トイレ介助で車椅子に移そうとした時に「足の動きが悪いと思って」と報告があり、患者さんの部屋の行きテストをすると明らかに動きが悪くなっていたのです。

そして医師の報告し検査をした結果慢性硬膜下血腫を起こし麻痺が出ていたのです。

患者さんの身体には目立った擦過傷や打撲痕はなかったのですが、家族情報から自宅でも転倒を繰り返していたことが後になってわかったのです。

それが重なり徐々に悪化していったのです。

そしてすぐに治療のあたり徐々に回復に向かったのです。

これは本当に驚きました。

 

この時、う”ぇる氏ナースエイドさんも業務の中で「患者さんをここまで見てくれている。」と感動した半面、看護師が気が付けなかったことに残念に思いました。

 

もしかしたら、以前からそのサインがあったかもしれない。今回は助かることができたけど、一歩間違えれば違ったかもしれない。

 

う”ぇる
う”ぇる

自分自身も反省。繰り返してはならない。

ナースエイドさんは何の疾患で入院してきているのかわりません。

 

例え解かっていたとしても、どんな症状が出るのかなんてわからないんです。

 

この患者さんも元々は肺炎で入院した。

 

患者さんで脳外の患者さんではないのです。

 

普段から患者さんを見ていないと気づけないことです。

 

他にも、患者さんの性格や特徴を捉えてナースエイドさんなりに対処してくれたりして、とても助かっていますし感謝しています。

 

う”ぇる氏が働いいる病院ではナースエイドさんの重要性をスタッフ全員が認識しています。

 

そのため無資格なのにとか、ナースエードのくせになんて思っている人は

 

断言してもいい。1人もいません。

 

そのぐらい重要な存在なのです。

 

無資格だけど、病院でナースエイドとして働きたい、施設の場で介護として働きたいと思っている人がいたら需要はありますのでぜひ、オススメしたいと思います。

 

また、実際に働けるか不安と思う人がいたらホームヘルパー2級「介護初任者研修」を受けるのもよいかもしれません。

 

医療や介護で働くのに視野を広げるきっかけになるかもしれません。



おわりに

ナースエイドさんは無資格でもなれます。もっとナースエイドさんが活躍できる場ができるといいだろうし、給料面でも、もっと配慮されるべきだと思っています。確かに看護師は学校に通い勉強や実習を重ね、辛い経験をし国家試験医合格して看護師になります。そしていざ、現場に出て患者の生活、命に係わることに携わっていきます。しかし、ナースエイドさんも無資格ながら同じです。医療として関わることはなくても、生や死に関わらざるおえないこともあるのです。病院とはそういう場所なのです。同じ場所で働いいるんです。お互いに協力しあっていけばいいじゃないですか。楽しい現場にしましょうよ。「資格もなくてナースエイドのくせに!」って思う看護師がいたら、それはナースエイドさんのせいではありません。看護師のせいでもありません。そのシステム作った病院が悪いのです。

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