看護師が向いていないは、「単なる勘違い。」

こんにちはう”ぇるです。
「看護師の仕事には就いたけど、向いていない。」と思ったことはないでしょうか?
正直なところ、それは「単なる勘違い。」「思い込み。」によるもの。
解説していきたいと思います。
看護師に向いていないと思うのは、新人看護師に多い傾向にあります。
では、なぜ向いていないと感じてしまうのでしょうか。
看護師に向いてないと思ってしまう訳は。
看護師の仕事は朝早くから夜遅くまで動きっぱなしなことが多い職業です。
収得しなくてはならない技術やケア、体力的負担に加え、人間関係といった精神的負担も加わってきます。
そのことに悩み、向いていないのではないか。
感じてしまうことも少なくないでしょう。
向いていないと感じてしまう理由
- 体力がない。
- 人とコミュニケーションが苦手。
- 物覚えが悪い。
- 失敗が多い。
- 血液に対して恐怖心がある。
- 排泄物の処理ができない。
- 悩み過ぎてしまう。
といったことが挙げられるでしょう。
体力がない
看護師は業務体制が不規則であり、人との関わり合いが主となる職業です。
時には夜勤明けや休日に病棟会や委員会、会議や研修といったことのも参加しなくてはなりません。
それが故に心身ともに疲労が積み重なり、十分に休息が取れず、ついには休みがちになってしまう人もいます。
また体力がない人は風邪やインフルエンザといった感染症にも罹患されやすく辛い仕事になってきます。
体調不良で休めば「自己管理が悪い。」と言われ不快に思った人も少なくないと思います。
コミュニケーションが苦手
看護師は主にスタッフや医師、患者さんと関わり、時には臨床検査技師や放射線技師、事務などさまざまな職種とも関わってきます。
看護師は、どの職種よりも患者さんと関わる時間がながいため、信頼関係を築くためにもコミュニケーション能力は求めらてくるでしょう。
そして一番難しいのがスタッフとのコミュニケーションです。
仕事を行なっていく上でとても重要になってきます。
中には、陰湿な先輩や医師によってコミュニケーション不足になり、仕事が進まない上に人間関係も築くことができず、ストレスになる人も多いでしょう。
物覚えが悪い
看護師は忙しく働きながら、いくつもの知識や技術を習得していなくてはなりません。
ですが、あまりにも忙しく働くあまり、説明されたことも頭に入らない。
メモに残しても見る時間すらない。
覚えることも多すぎて経験していても抜けてしまい指摘される。
といったことも少なくありません。
それが積み重なり物覚えが悪いと感じてしまうこともあるでしょう。
失敗が多い
看護師は患者さんをアセスメントしながら全身状態の管理を行なっていきます。
採血や点滴、内服、ドレーン、医療機器の管理まで行なっていかなくてはなりません。
採血や点滴も何度失敗してしまう。
内服、ドレーン、医療機器の管理ミスといったインシデントを繰り返してしまう。
時には患者さんの罵声を浴びたり、クレームがあったりもします。
その管理を複数名行なっていかなくてなりません。
失敗が重なればそれだけ自分にも自信がなくなり、看護師の仕事が向いていないと感じてしまいます。
血液に対して恐怖心がある
血液を見ることが苦手とい看護師も少なくありません。
手術や外傷によっては大量の血液を眼にすることもありますが、点滴の刺入や採血、ドレーンの管理など、必ず血液というのは日常的に関わってきます。
血液に対する恐怖心というのはその治療の立ち合い方によっても変わってきます。
手術室のような臓器に関わる出血もあれば外傷による出血もあります。

どの程度の出血であれば自身が大丈夫であるかを知っておくことも大切です。
しかし、看護師という職業は何が起こるか解からない職業なので血液に対する耐性は身に付けた方が良いと言えるでしょう。
排泄物の処理ができない
今まで数名、排泄物の処理が苦手という看護師を眼にしたことがあります。
ですが看護師は人間との関わり合いであり、排泄は人間の自然的な現象であるため、避けるということは難しいと言えるでしょう。
本当に排泄処理がムリと感じていたら、最初から看護師という仕事には就かないか、もしくは学生の時点で断念しているでしょう。
「排泄処理ができない。」わけではないけど「苦手。」という人は外来など関わる機会が少ない部署や献血センター、クリニックなど働く人もいますが、病院で働いている以上は慣れるしかありません。
看護師が向いていないは、「慣れ」と「意識」の問題。
看護師の職業に向いているか、向いていないかは若いスタッフ程感じやすいかもしれません。
ですが、実はベテラン看護師に「看護師の仕事は自分に向いていると思うことってある?」と聞くと。
「どうだろう。」
「本当は向いていないのかも。」
「もうちょっと若かったら他の仕事も考えているかも。」
という話も聞いています。

ベテラン看護師に聞いてもはっきりと「私は看護師に向いている。」と答える人は少ないのです。
ではなぜ続けることができているのでしょうか?
「慣れ」

ベテラン看護師は、経験の「慣れ」から自分の向き、不向きを知っています。
「私は〇〇をたくさん経験しているから、この診療科に向ている。」
「私は処置よりのリハビリのような施設の方が向いている。」など
経験がスキルとなっているから続けることができているのです。
看護師という仕事は幅が広いです。
最初は誰だって苦手です。
壁にぶち当たり向いていないかも、と思うこともあるでしょう。
しかし場数を踏んでいけばこの簡単に壁を壊すことができます。
場数を踏んで慣れていきましょう。
「意識」
「向いていないと感じてしまう理由」であげた内容は、慣れることによって意識が変わることもあれば、自分の意識で変えることもできます。

しかし、慣れないことで意識を変えることも難しいことがあります。
それが、人とのコミュニケーションです。
慣れることによってコミュニケーションスキルも自然とあがります。
しかし、全員とうまくいくとは限りません。
人それぞれ話し方や考え方が異なり、感じ方も違います。
この隙間をどう埋めるかは、コミュニケーションを学ぶしかないのです。
自分の意識を変え、慣れる方にもっていくのです。
それによってコミュニケーションも変わってきます。
配属部署や病院が合っていない
看護師の仕事という大きい枠で向いているか、向いていないかを判断するよりも、急性期や慢性期、リハビリ科や精神科などの診療科、施設など、枠を絞って判断してもよいかもしれません。

実は他の診療科や職場では適正しているかもしれません。
どうしても今の場所では克服することが難しいのであれば、診療科や転職を考えてどうでしょうか。
まとめ
1年、2年と経験し看護師の仕事に向いていないのでは。と悩んでいる人は間違いなく向いている人です。ただ単にまだ、自身が進みたい方向性が定まらず、向いていないと思い込んでいるだけ。本当に向いていないと思う人は、学生の時点で中退しているでしょう。今も続けて悩んでいるのであれば、それは単なる「勘違い。」「思い込み。」と言えるでしょう。
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