「看護師世界の人間関係」
看護師という職業を始めて悩むのが人間関係とも言われています。
社会人として良き関係性を築いていくのは難しいものです。
医師や先輩看護師、臨床検査師、理学療法士、薬剤師、そして患者さんやその家族など
さまざまな人と関わりながら業務をこなしていかなくてはなりません。
関わる人が多ければ多いほどそれだけ悩むことも多くなります。
ましてや看護師という職業は板挟みになりやすい職種とも言えるでしょう。
ですが、一番の悩みは先輩、上司との人間関係ではないでしょうか。
- 威圧的な態度で都合が悪くなると機嫌が悪くなる
- 先輩看護師の顔色を伺いながら仕事をしなくちゃいけない
- 自分の失敗は謝らない。
- 失敗を後輩のせいにする。
- 理不尽過ぎる
などさまざま挙げられます。

う”ぇる氏もそれに巻き込まれた1人。
看護の世界がいかに大変かがわかります。
では、なぜ看護師の世界では人間関係に悩まされることが多いのでしょう。
看護師なると性格が変わっていく。
看護師は仕事がらせっかちで、待つことが苦手、性格も陰湿で腹黒い。
と思う人も多いのではないでしょうか。
「この看護の世界で働くまではそうではなかったけど、現場で働くようになってそうなっていった。」「性格がきつくなっていった。」というような声も聞くことがあります。
先ほども書いたように看護師という職業は板挟みになりやすい職業です。
医師や患者さんとの間でも報告事項や、他部署との連携など、時には強気にいかないと私たち看護師が辛い思いをするからです。
そういったことが日常茶飯事にあるわけです。
それが積み重なり「次第に自分でも気が付かないうちに植え付けられていった。」「強くなっていった。」という事も少なくありません。
う”ぇる氏も新人時代、「先輩看護師にこの仕事は強くならないとやっていけない。」と言われたことがあります。

確かにそうだった。
と振り返ると思うこともあります。
しかし、その強さの使い方を間違えているように思います。
わざわざ看護師同士使う必要は全くないのです。
私たち看護師は患者さんの疾患と向き合わなければなりません。
失敗は許されない。
でも、失敗はするのです
私たちは看護師である前に人間なのです。
それをどうフォローするかが、強さではないでしょうか。
そして、感情もコントロールできる生き物です。
自分の感情をコントロールすることで職場の雰囲気も変わってくることを自覚している人も実は多いのです。
では、人間関係を良好に保つにはどのようにしたらよいのでしょうか。
看護師世界で人間関係を良好に保つには
結論から言うと
- まず「あいさつ」をする
- 人の悪口に付きあう必要はない
- 面倒な人から逃げる。
難しいことは言いません。

特に新人看護師さんはこの3つを試してみて下さい。
この3つならば、自分自身にもあまり負担なくできると思います
まずは「あいさつ」+「もう一言」
「えっ!あいさつ⁉毎日していますが。」って思いますよね。
ところがです。
みなさん「あいさつ」ってどうやってしていますか?
「えっ‼ 普通に。」ってなりますよね。
声が小さい、声が大きい声のトーンなどは人それぞれですしその人のキャラもあります。
では、もともと声が小さい人が損をするのか。それとも声が大きく元気がよい人の方が得をするのかと言ったらそうではないんです。
もちろん、声が暗いより元気がある方に越したことはないかもしれませんが朝、病棟に来てあいさつをするにしても「おはようございます。」で終わりになっていることが多いかと思います。
実はもう一言付け加えるだけで印象はグッとかわります。

「二言あいさつ」です。
う”ぇる氏も経験上こんなことがありました。
その新人看護師はとても声の小さい人でたまに聞き取りづらいことも。こっちが聞き直していたり、本人に耳を近づけたりすることがあったんです。でも、それがその人のキャラなんです。
ですが、その新人さんの特徴が
「朝あいさつをする時」「休憩に入る時」
「休憩から出てきた時」「仕事が終わって帰る時」などに
必ず「二言あいさつ」をするのです。
「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」
「先に休憩入ります。またよろしくお願いします。」
「休憩ありがとうございました。よろしくお願いします。」
「先にあがります。明日もよろしくお願いします。」
など一言加えるだけでずいぶんと印象がかわるのです
逆に、敬語をやたら使う新人さんもいますが、これは逆効果になる事もあります。
本人はもしかしたら変な言葉使いにならないように注意しているのかもしれませんが何か、逆に堅苦しかったりするし敬語も間違った言葉を使うと失礼に値してしまいます。
だから普通でいいんです。無理に自分を作る必要はありません。
ストレスになるので。
「あいさつ」+「もう一言」で十分です
これだけでしたら、明日にでもできることではないでしょうか。
「じゃーこれっていつまで続けるの?」って思う人もいるかもしれません。
大丈夫です。
気が付いた頃には、少しずつ慣れあいさつから会話としてコミュニケーションができているでしょう。
人の悪口に付きあう必要はない。無駄な時間に費やすな。
職場には必ずといっていいほど口を開けば悪口を言っている人がいます。

まあ~よくそんなにもイッパイ出てくるもんだわ~
と思うこともシバシバ。
ずっと悪口を言っている人って実は人よりも優位にな立場になりたい。
って口には出さないけど心のどこかで思っているのです。
自分より下である後輩ナースの評価を下げ自分の評価を優位に立たせるのです。
だから共通の仲間を作り共通の敵を作るのです。
共通の悪口ができることで、何となくその人と意見が合い親近感が生まれさらに悪口が増えるです。
そして悪口を言うことで自分のストレスを発散しているのです。
そのストレス発散がクセになり悪口を言い続けるのです。
しかし人の悪口を言っている人って小心者でコンプレックスがあってそれをごまかそうとしている部分もあります。

本当は小心者だけど自分を強く見せあたかも「自分は怖い人」と認識させコンプレックスを隠そうとしているのです。
そして自分の存在を意識させるのです。
しかし、これは間違った考えで自分では気づかずその道を進んでいってしまっているのです。
それにいちいち付き合っていたら自分のメンタルも持ちません。
だから付き合う必要はないのです。参加する必要がないのです。
先ほども記事にしたように共通の仲間を作りたがるのです。
この人に話しても反応は薄いと思わせればその人は自分にもは話してこなくなります。
そして、そういう場面に直面しそうになったら患者さんのところに逃げて少しずつフェードアウトしていきましょう。
職場内で人の悪口に付き合うほど無駄な時間はありません。
悪口に付きあうぐらいであれば業務をこなして早く帰りましょう。
面倒な人からは逃げまくる。
面倒な人て自分の都合しか考えていないから都合が悪くなると不機嫌になったりしますよね。
「自分がミスすれば不機嫌になる。」
「他の人が褒められば不機嫌になる。」

本当に面倒だな。
そしてその面倒くさい人に合わせてしまうこともシバシバあります。
面倒くさい人に絡まれたり話かけられないようにするには、とにかく仕事をして忙しそうにすることです。
そして、こちらからも、必要なこと以外は極力話をしないことです。
話をしてコミュニケーションが良くなることは良いことですが、相手に情報を与えることにもなるので必要なこと以外は注意が必要です。
面倒くさい人は情報にも敏感です。
その情報をもとにエサにするのです。
そして誰も知りえない情報を他の人が知っている。
なんてことにもなります。
程よい距離を保って、逃げるのも一つの方法です。
まとめ
社会人として働くと人間関係に悩んだり不安になる人も多いです。医療の現場で働く私たち看護師は大変になりがちでもあります。人間関係に悩んだときは同僚や信頼できる人に相談することも大切ですが、中にはそういった環境も整っていないところもあります。無理のし過ぎは心身ともに疲弊してきます。人間関係で悩み辛い思いをしているのであれば、自分を守るためにも部署の移動や転職は視野に入れるべきだと思います
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