看護師「仕事量と給料が割に合わない。」のはなぜ。病院の期待を考えるよりも・・・

新人看護師

「仕事量と給料が割に合わない。」と思うのはなぜ?

 

 

う”ぇる
う”ぇる

看護師の仕事をしていると「仕事量と給料が割に合わない。」と感じる人も多いのではないでしょうか。

 

看護師の職業は高給料と思われがちです。

 

確かに一般のOLと比べても時給は高い方かもしれません。

 

しかし、看護師は夜勤があったり、毎日のように残業をしたりするから多少給料が高いだけであって、夜勤がなく、残業もなかったらそれほど高いとは言えない職業なのです。

 

それに加え、精神的負担も大きい。

 

毎日、看護師は患者さんと関わります。どの職種よりもながい時間関わるのです。

 

生と死は毎日が隣合わせであり、汚物処理の対応。時にはクレーム対応も行なっていきます。

 

その間にも、日々医療は進化しそれについていかなくてはなりません。

 

これだけの関りをしていても、医療現場の資格保有者の中では給料は一番安いのが現状なのです。

 

「でも、それが解かっていて看護師になったんでしょ。」

 

って思わるかもしれません。

 

確かにそうです。

 

専門学校や大学での辛い実習を乗り越え、国家試験にも合格し晴れて看護師として医療現場で働きます。

 

しかし、実際に医療現場で働くと思い描いていたギャップとの差がありすぎるのです。

 

どの職業も実際に働いてみないと解からない。

 

まさにそれなのです。

 

そのギャップがありすぎて、看護師の方が給料が良かったとしても、看護師を辞めてしまう人もいるぐらいなのです。

 

では、どうのような部分が仕事量と割に合わないと思うのでしょうか。

 

残業代がすべて出ない

 

看護師という職業は残業が多い職業とされています。

 

看護師は準備のために始業の30分~1時間前にきます。

 

どんなに早く来ようが、もちろんこの始業前の手当はで出ません。

 

仕事が終わらず、残っていたとしても、病院によっては8~10時間/月までしか残業手当を出さなかったり30分刻みでしか申請することが出来なかったりします。

 

その残業がサービスとして働いいることも多いのです。

 

看護師は学生時代、実習を経験します。

 

その実習先で、日勤看護師や夜勤看護師が早くきて情報収集などをしているのを目の当たりにしていると、何となく早く出勤しないといけないと植え付けられます。

 

しかし、働いてみて残業がこれほどまで多く、しかも支給される残業手当が決まっている。

 

これは「働いてみて初めて知った。」

 

何てことも少なくありません。

 

病院側もそこまで話はしません。

 

残務を払うことは病院側も損失にあたるわけですから都合の悪いことは隠したがります。

 

サービス残業をしてもらっていた方が病院側は都合が良いのです。

 

そして、「看護師は残業が多いです。皆さん協力して下さい。」と声を出しても受け入れてもらえないのが現状です。

 

だって「他部署の私たちは困らない。協力すれば私たちの仕事が増える。」と結局は都合は悪いことは受け入れもらえないのです。

 

看護師の要望なんて反映させるつもりはない。

 

う”ぇる
う”ぇる

こんなことではいつまでたっても看護師の業務量は変わることはありません。

 

割に合わないと思いながらも、サービス残業と思いながらも病院のために利益を与え続けている看護師も多くいるということは忘れないほしいものです。

 

では、どういった時に病院というには改善されるのでしょう。

 

病院側が危機を直面しないと変わらない。

 

病院側というのは規模にもよりますが、1人、2人が立ち上がって何か言ったところで変わりません。相当な影響力がある人でない限り難しいでしょう。

 

しかし、これが数十人、数百人となると変わってきます。

 

以前、大きくニュースにもなりましたが、コロナの影響下でボーナス支給0円を発表したところ、400人以上も退職者が希望されました。

 

しかし、それを病院側は「足りなければ補充すれよい。」という考えを発言し話題にもなりました。

 

そして最終的にはボーナスが支払われた。

 

ということにはなったそうですが、ここまでしないと病院側は動かないということです。

 

病院というの手術や患者人数、在院日数、外来人数などによって利益は変わってきますが、これはあくまでも医師の行為によるものも大きいです。

 

しかし、病院は入院基本料というのもがあり、看護師〇〇人に対してい患者〇〇人。

 

7:1や10:1、13:1などがあり、これによって国から支払われる金額が異なってくるのです。

 

しかも、これは病院の経営を脅かすぐらいの膨大な金額です。

 

看護師400人が退職するぐらいであれば、ボーナスを支払った方が病院側の打撃も少ないといった判断になったんのではないかと思います。

 

う”ぇる
う”ぇる

もし、400人が一斉に辞めたとしたら、そんな病院に誰が入りたがるでしょうか。

 

例え経験がある看護師が入ってきたとしても、その日から「はい。これお願いします。」と言って動けるものでもありません。

 

在籍している看護師は指導や研修に追われ、マンパワー不足に陥ります。

 

それによって生産できず、損失となって行くことは言うまでもないかと思います。

 

病院側は経営危機に直面して初めて動くといった事例の1つかもしれません。

 

ではどうしたら仕事量と給料が割にあうのでしょうか。

 

「仕事量と給料が割に合わない」という考えるよりも・・・

 

先ほども書いたように、大人数で立ち上がらないと病院側を動かすというのは難しいかと思います。

 

ですが、これも自分の生活を脅かすような大きな出来事がない限りスタッフも動くことも難しいのでしょう。

 

では、看護師はこのまま割に合わない仕事を続けないといけないでしょうか。

 

う”ぇる氏そうは思いません。

割の合わない仕事を続けるのではなく。

 

う”ぇる
う”ぇる

割に合うように仕事を変化させれば良いのではないかと思います。

 

看護師の仕事は、生や死、汚物処理、クレーム対応は人と関わっている以上避けられません。

 

それが最低限の仕事だからです。

 

ではどうするか。

 

冒頭でもあげた、看護師が割の合わないと思う理由として前残業や後残業が支払われなというのも原因の1つです。

 

この前残業と後残業を減らしていく方法を考えていくのです。

 

前残業の多くは「患者の情報収集」

 

後残業の多くは「記録」

 

とされています。

 

これを短縮化していく方法です。

 

詳しくは下のリンクに記載していますので是非見て下さい。

 

この前残業の「患者情報の収集」

 

後残業の「記録」を改善することでサービス残業は0は難しいですが削減することにはつながります。

 

う”ぇる
う”ぇる

この方法は、病院全体というよりも、看護部、委員会、病棟、個人としても改善の可能性が広がってきます。

 

実際にう”ぇる氏の病院でも残務が減ったという意見が多く、30分~1時間、中には2時間以上残業が減ったスタッフいます。

 

変わらないといったスタッフも数名いたましたが、これは外来の看護師でした。

 

病棟の看護師は全員と言ってよいほど短縮されています。

 

この方法が必ず良いと言うわけではありません。

 

病院の規模によって全然変わってくるかもしれませんが、方法の1つとして考えて頂けたらと思います。

 

ここから先の記事は給料とは直結するとは限りません。

 

自分自身のマインドになりますが評価の対象にはなってくるかと思います。

 

興味がありましたら是非見て下さい。

 

自分が求める仕事よりも不満が勝る

 

「仕事量と給料が割に合わない。」理由の1つとして、

 

「自分が求める仕事よりも不満の方が強くストレスが勝る。」

 

といった事も理由としてあげらえれます。

 

あえて看護師という仕事を選んだ理由は何かしらの目的があったはずです。

 

  • 「昔、自分が入院したときに良くしてもらった。」
  • 「専門的にこの分野でキャリアを積みたい。」
  • 「人の役に立ちたい。」
  • 「親が看護師だったから。」
  • 「専門職で給料がいいから。」

など理由は様々。

 

しかし、いざ看護師になり現場で働くと

 

「自分が描いていたイメージや求めているものと全然ちがう。」

 

ことも少なくなりません。

 

ちなみにう”ぇる氏は

 

う”ぇる
う”ぇる

「専門的にキャリアを積みたい。」

 

でした。

 

新人時代う゛ぇる氏は給料が割に合わない理由なんて考えてもいなかったし何となく漠然と思っていただけです。

 

責任が重い=割に合わない。

 

忙しい=割に合わない。

と。

 

責任が重い仕事というのは、看護学生時代から解かっていたこと。

 

というより看護師になろうと思った時点で解かっていたこと。

 

忙しさは実際に働かないと解からないが、現実忙しい。

 

で「割に合わない。」

 

「自分が描いていたイメージや求めているものとは全然違う。出来ていない。出来ない。」

 

になってしまうのです。

 

新人時代は対して知識だって技術もない。

 

要領だって悪い。

 

そもそも自分が求めるもの以前に経験値がない。

 

なのに、それを自分で評価して割に合わないと言っている。

 

「はたして本当にそうなのか?」と思ったのです。

 

新人ながらそんな事まで考えていたのを覚えています。

 

しかし、新人だったからか、その答えの解決まではできなかったです。

 

今になって考えると先ほども書いたように「自分の求める仕事よりも、不満の方が強くなりストレスの方が勝る。」のが、割に合わない1つの要因になっていたのではないかと思いました。

 

新人だからこそ仕事の責任は重く感じ、仕事も不規則になり、職場にだって、人にだって慣れない。みんなが帰って遊んでいる頃、寝ている頃に仕事をしている。友達とも休みが合わない。

 

仕事のストレスが、のし掛かり私生活まで影響が及ぶ。

 

それが積み重なってく。

 

人はストレス多くなればなるほど不満は多くなりマイナスに捉えてしまう傾向になってしまう。

 

解かっていながらそう思ってしまうのです。

 

しかし、これをいつまでも考えていてもしょうがありません。

 

評価されたいのであれな評価される行動をとっていかなくてはなりません。

 

評価されるために意識した5つの「とにかく」

 

う”ぇる氏が新人時代、結局のところ「評価されなくてはならない。」と、単純に思っていました。

 

この考えが良いか悪いかなんて新人だし解かりません。

 

と言うよりも、当時は考える頭がそれしかなかったのです。

 

でも、評価されれば割のよい給料がもらえるのか?

 

実際に自分の評価を上げるって難しい。

 

どうしたら評価を上げることができるのか解からない。

 

とにかく目の前にあることを全力でやるしかない。

 

う”ぇる
う”ぇる

そして、意識していたことはこの5つの「とにかく」です。

 

  1. とにかく気づきを大切にする。
  2. とにかく自分から積極的に行動をする。
  3. とにかく先輩ナースの技を盗む。真似する。
  4. とにかく休まない
  5. とにかく振り返る

 

2~3年先輩看護師にも負けないぐらいの勢いでやっていました。

 

続けていった結果どうなったか。

 

思っていた以上に給料が上がったって感じは正直ありません。

 

しかし

  • 先輩看護師が気がつかなかった事に新人看護師が気づく
  • 技術・知識がつき新人ながらも頼られることも増える
  • 先輩看護師を真似することで、実践技術も上がる
  • 休まない事で単純にも頑張っている新人と思われる。
  • いざという時に有給が使える。
  • 失敗が減り、要領も良くなる。残業が減る

 

という結果につながったのです。

 

給料的は増えた感じはないけど結果として

 

やっている満足感を得られたし何よりも精神的、楽につながったのです。

 

「自分が求めていること」はそこから更に積み上げ、近づいて行けばいいのではないかと思いました。

 

給料はそこまででなくても、やっぱり精神的に安定しないと何やっても「割に合わない。」と感じてしまう事だと実感しました。

 

まとめ

今回、看護師の「仕事量と給料が割に合わない。」ことについて記事させてもらいました。看護師という職業はサービスとして働いているのが現状です。しかし、これを全く0にさせることは現時点では難しい問題ではあります。病院側もよっぽどなことがない限り動かないでしょう。ですが、このままでいい訳はありません。病院で動かないのであれば看護部、もしくは個人でその術を見つけていくしかありません。この記事が少しでもみなさんのお役に立てたら幸いです。

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