「看護師勤務体制」2交代制と3交代制はどちらを選ぶべき。負担のない働き方を考える。

新人看護師

 

看護師勤務は2交代制と3交代制はどちらを選ぶべきなのか。

 

う”ぇる
う”ぇる

こんにちは。う”ぇるです。

看護師として働くに当たって2交代制を選ぶべきか3交代制を選ぶべきか迷うことがあると思います。

う”ぇる氏はどちらの経験があるので、メリットとデメリット解説していきたいと思います。

病棟で働く看護師の多くは2交代、もしくは3交代で勤務すこるとが一般的です。

 

昨今では日本労働組合でも調査した結果、約7割の病院が2交代制となっており、3交代制は年々、減少傾向にあります。

 

これは交代勤務で働く人ほど体内は乱れ、身体的、精神的にも病気になるリスクが高いとも言われていることから3交代制が減少してきていると言えます。

 

2交代制と3交代制の違い

2交代制

日勤:労働時間:8:00~17:00

休憩時間:1時間

 

夜勤:4~6回/月

労働時間:16:30~9:00

休憩時間:30分

仮眠時間:2時間

夜勤手当:15.000円

 

3交代制

日勤:労働時間:8:00~17:00

休憩時間:1時間

 

準夜:4回/月

労働時間:17:00~1:00

休憩時間:1時間

準夜手当:6.500円

 

深夜:4回/月

労働時間:1:00~9:00

休憩時間:1時間

深夜手当:7.500円

 

病院によって出勤時間や手当は変わってきますが、2交代制の場合は夜勤は4~6回/月に対して3交代制は準夜、深夜を合わせて月8回/程度。

手当も2交代制の夜勤を1回行なうよりも準夜、深夜を1回行う方が安い傾向にあります。

 

2交代制のメリット

2交代制の場合は日勤と夜勤の2パターン。夜勤の労働時間は約16時間になります。

  • 生活リズムが取りやすい。
  • 夜勤の翌日は休み。
  • プライベートも充実されやすい。
  • 夜勤手当も大きい。
  • 夜間静かであれば学習時間がある。
  • ゆっくり仕事を進めることができる。
  • スタッフとのコミュニケーション時間がある。

 

労働時間が長い分、普段できない仕事や学習に取り組みやすくなったりします。

 

う”ぇる
う”ぇる

考え方によっては夜勤明けも考えれば、翌日の休みも含め、1日以上休みがある感覚になるのでプライベートに時間を費やすことも可能となってきます。

 

2交代制のデメリット

  • 労働時間がながい。
  • 集中力が保てない。
  • 十分な仮眠が取れない。
  • 夜間急変に当たらないか不安がある。
  • 苦手なスタッフと当たると心身ともに疲れる。
  • 育児中の人には向かない。
  • 年齢が上がるにつれ辛くなる。

 

まだ年齢が若くて体力がある看護師ならば長時間の夜勤をこなすことは可能ですが、年齢が重なるにつれ、夜勤が辛くなってくる人もいるのは事実です。

 

そのため、夜勤の回数を減らしてもらったり、なくしてもらったりする人も少なくなりません。

 

う”ぇる
う”ぇる

また、夜勤は労働時間がながいため集中力も保てないことや人数も少なくなるため、インシデントも起こりやすい状況になります。

 

3交代制のメリット

3交代制は日勤、準夜、深夜の3パターン。準夜+深夜で夜勤1回分に相当します。

  • 集中力を保つことができる。
  • 労働時間が短いため身体的、精神的にもまだ楽。
  • 深夜帯は落ち着いていれば楽。
  • 早起きする時間が少なくなる。
  • 子供がいる人は学校業務などを済ませることができる。
  • 子供がいない時間、休息を取ることができる。

 

労時時間が短いため、休息は取りやすい体制ではあります。

また、子供いる人であれば、普段できないことを費やす時間も作れたりします。

 

3交代制のデメリット

  • 生活リズムが整えにくい
  • 日勤+深夜がある
  • 準夜の翌日も日勤がある。
  • 1日に2回往復しなくてはならない。
  • 準夜で帰っても何もできない。
  • プライベートが充実しない。
  • 手当が若干安い。
  • 日勤の忙しさのしわ寄せが準夜に来る。
  • 常に仕事をしているような錯覚になる。

 

3交代制になると日勤終わった後、深夜で出勤したり、準夜で終わっても翌日、日勤であったり、日中は休みだけど、深夜であったりと生活が不規則になります。

 

そのため、プライベートも充実させることが難しいストレスに感じる人も多いです。

 

上記でも書いたように3交代制はデメリットも多いです。

 

3交代制では集中力を保つために救急外来やICUといった重症患者が運ばれてくる病棟に多い傾向がありますのでバリバリ急性期看護を行いたい人はオススメになります。

 

2交代制に向いている人は

 

う”ぇる
う”ぇる

う”ぇる氏は2交代制をオススメします。

 

  • プライベートを充実させたい。
  • しっかりと休息を取りたい
  • 夜勤手当で収入を得たい

 

労働時間は長くなりますが、プライベートも充実させ、夜勤手当の収入を得られるのですから3交代制よりかはメリットはあります。

 

また静かな夜勤であれば、普段なかなか手が付けられない委員会の仕事や夜勤という少ない人数だからこそ話せこともあるのでコミュニケーションの構築や情報収集にもなります。

 

3交代制の向いている人

  • 夜勤の数は多くても良いが、労働時間を短くしたい。
  • 身体的、精神的負担を少なくしたい。
  • 救急の現場を希望している。
  • 日中1人の時間がほしい。
  • 早起きが苦手。

 

3交代制は時間が不規則になりますが、長時間働きたくはない。

 

どちらかというと日中、自由な時間がほしいと思う人にはオススメかもしれません。

 

長時間ではないにしろ、不規則であることには変わりないので身体への負担は大きと言えるでしょう。

 

まとめ

二交代制、三交代制にしても夜勤はあるため、生活リズムは乱れやすく、体調を崩す人も少なくありません。しかし、病棟で働く以上は避けては通れないのもまた事実。自分の生活の視点をどこに置くかが大切になります。自分にあった働き方を見つけ充実した生活を送って頂けたらと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました